2017.08.10

STARR WEDGE 夏祭り 2017 Report vol.3

“STARR WEDGE CLUB PARTY Vol.3”では、今年もみなさんにご参加いただける、暮らしに役立つワークショップを開催しました。午前の部は「グリーンでおもてなしワークショップ」と題し、エディア・デザイン・ガーデンの櫻井清隆さんによるフレームグリーンづくり体験が行われました。

お部屋のインテリアになるよう、木枠のシンプルなフレームに、グリーンや花の素材を思い思いに配置。奥様やお嬢さんは華やかに美しいバランスに、ご主人や息子さんは大胆にダイナミックにと、それぞれに個性あふれる作品をつくり上げていました。我が子の思わぬ才能にびっくりされた方もいらっしゃるようです。「家族でこういう体験をする機会がなかなかないのでよかったです」と手づくりのフレームグリーンを大切に持ち帰るお客様。いい思い出にしていただけて、スタッフ一同、嬉しい気持ちでいっぱいです。

Recipe-2「グリーンでおもてなし」

エディア株式会社 代表取締役デザイナー
http://www.eda-g.com/
https://wallgreenplus.jp/
ボタニカルクリエイター
日本フラワーデザイン協会 1級講師
NPO法人さっぽろ花育ネットワーク代表理事

グリーンと聞いて連想することは何でしょうか? 植物、山、自然、芝。または癒し、落ち着く、お洒落…。今回はそんなグリーンの必要性についてお話ししたいと思います。

最近は、二酸化炭素の軽減等の理由から国レベルで緑の必要性を強く訴えていて、緑の植栽に関する助成金があるほどです。では、身近で飾られている観葉植物にはどんな効果があるのでしょうか? 「グリーンアメニティー」という言葉がありますが、室内に置く植物には人へのさまざまな効果が認められています。

1.空気洗浄効果

ホルムアルデヒドと呼ばれる空気中の有害な成分を吸収・除去し、空気をきれいにする効果があるといわれています。また光合成により、二酸化炭素を吸収し酸素を供給するので、室内の空気をクリーンにしてくれます。

2.視覚疲労緩和

観葉植物や自然の緑には、眺めるだけでデスクワークやパソコンによる眼精疲労を緩和させる効果があると認められています。

3.作業効率のアップ

最近では、積極的に観葉植物をオフィス内に飾る企業が増えています。植物の緑は、血圧を下げ、心を落ち着かせます。そのリラックス効果は、作業効率のアップや、人間関係の円滑化に活用され、職場環境の改善につながっています。

以上のことからもわかるように、グリーン植物は、私たちの暮らしにおいてとても大切なものです。緑は子どものゲームや勉強による眼精疲労や視力低下をやわらげたり、仕事や家事での疲れを癒したりする効果があり、今後、家の中での必要性が、更に高まっていくと思います。小さなものでよいので、アイビーやポトスといった育てやすい植物を台所など身近なところに飾ることから「グリーンアメニティー」を始めてみてはいかがでしょうか?