2015.09.04

STARR WEDGE 夏祭り 2015 Report vol.4

“STARR WEDGE CLUB PARTY 2015”では、おもてなしのひとつとして、パーティ会場の空間をキャンドル作家の折笠恵子さんにプロデュースしていただきました。

ディナータイムにはキャンドルを灯してゆったりと食事をしたり、お酒を飲んだり、おしゃべりをして過ごす時間をみなさん大変喜んでいただきました。

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折笠さんには、特別にスター・ウェッジの家に合うオリジナルキャンドルを制作していただき、参加者の方々にプレゼント。みなさんの日常に、キャンドルの火が灯るということはどのような意味があるのでしょうか。折笠さんからコラムを寄せていただきました。

Colmun「キャンドルのある日常」

キャンドル作家 折笠恵子

キャンドル作家
「空間を彩りながらゆっくりと消えていく間にある情緒的な美しさを、できるだけ簡潔に表現しています。」
「ロイズ アイスヒルズホテルin当別」キャンドル演出、映画「ぶどうのなみだ」美術協力、クロスホテル札幌「cross R&B」キャンドル演出、札幌、大阪、東京での個展・企画展等
https://orikasakeiko.com

家の中にキャンドルがある風景といえば、誕生日やクリスマスが真っ先に思い浮かべられるかもしれません。なにかを「祝う」そして「集う」。そんな、日常とは違った特別なものという位置づけの人は多いのではないでしょうか。

キャンドルをなんでもない普通の日々に取り入れるとは、どのようなことでしょう。
それはきっと、アルバムに似ているのではないかと思います。

キャンドルは一度火を灯せば二度と同じ形状ではいられません。一瞬一瞬が終わりに向けて灯っていると言っても良いくらいに、まるで四季のようにゆっくりと絶えず変化しています。物事の機微を美とする日本では、キャンドルの持つ変化や儚さは生活により一層の潤いをもたらすに違いありません。

キャンドルをどのスペースに置こうか、どんな入れ物に入れようかなど、いつもと少し違う角度から家族のコミュニケーションも生まれるかもしれません。

普通の日々の中で四季を愛でる気持ちでキャンドルを灯した時間は、日常の思い出となり、その不思議な色や形状はまるで家族のアルバムであるかのように、インテリアとしてまた新たな日々を見守っていくでしょう。
けっして特別ではないけれど大切な暮らしに寄り添い、幸せな思い出がつまったキャンドルが、誰の家にも増えることを願っています。

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